
花火の色
赤、青、緑、黄の4色を決める主な物質は、
赤=炭酸ストロンチウム、
青=酸化銅、
緑=硝酸バリウム、
黄=シュウ酸ナトリウム。
世界一巨大な直径800mの花火
世界一巨大な花火の四尺玉。
この四尺玉の重さは驚きの420kg!
これを高さ5.2m、厚さ1.8mの鋼鉄製の筒に入れて打ち上げる。
すると、地上800mで直径800mもの大輪を咲かせるのだ!!
この迫力満点の四尺玉を見ることができるのは、新潟県片貝で開催される「片貝まつり」でのみ。
片貝は三尺玉発祥の地として400年もの歴史をもち、昭和60年に初めて四尺玉の打ち上げに成功した。
花火玉1発あたりの値段
花火の種類、複雑さなどで価格に差はあるが、一般的な打ち上げ花火の一発あたりの相場は、
3号玉:約3400円、
5号玉:約1万円、
10号玉:約6万円、
20号玉:約55万円。
花火大会にかかる花火玉費用は4000~5000万円位が一般的。
しかし、三大花火大会ともなれば話は別。
たとえば、18年度の長岡まつり大花火大会では、
花火玉代だけで1億1,144万円!!
花火はどこから見ても丸い
花火玉は中央から玉を割るための火薬・星の火薬・外皮の順に固められている。
中心から爆発するため星も四方八方に球状に散ることになる。
ボールを見てもわかるように、球形は上下左右どこから見ても円形に見えるため、球状に爆発する花火もどこから見ても丸く見える。
花火が開いたときの球(円)を「盆」と呼び、完全な円になるのが理想的。花火を球状に割る技術はとくに日本で発達し、花火競技大会でも「盆が良いか悪いか」ということが重要な審査基準となっている。
現在の花火事情
近年、財政難など不況の煽りを受け、規模を縮小したり中止となったりする花火大会が相次いでいる。去年、中止された花火大会の数は75件。
打ち上げ数30000発だった静岡県の「ふくろい遠州の花火」や、2尺玉が打ち上げられる群馬県の「いたくら花火大会」などが中止となった。
そして、今年はさらに106件もの花火大会が中止となることがわかっている…。(2010/07現在)
一方、うれしいニュースも!地元住民や花火ファンたちの熱い思いと支援金により、中止となった花火大会が全国で次々と復活!「ふくろい遠州の花火」は今年8月7日に復活を果たす!!(Walkerplus調べ)